塾講師ってどんなお仕事でしょうか?

都内の塾

夫は都内で個人塾を経営しながら自らも塾講師として日々働いています。
都内には全国でもトップレベルの難関進学校や、全国各地から優秀な人材が集う大学が多く、その分学習意欲や勉強に対して意識を高く持っている親御さんが多いです。

早い場合には幼稚園から学習塾に通わせることも多く、夫の塾でも幼稚園児に教える専用の塾講師の募集などをかけることもあります。
また東京の場合地方と進学事情が異なり、私立の学校に子供を通わせることが一種のステータスになっていたり、今後の人生を左右するので、小学受験や中学受験などが盛んです。
その結果それに向けて勉強するための学習塾がたくさんあります。
また違った生徒層を対象とする塾では難関大学進学の為の予備校や、医学部進学専門の予備校なども多く、東京都内にある塾や予備校には全国から下宿して通学する生徒さんもいるのです。

このような学習意欲の高さからも塾講師の募集がかなり多くかけられており、企業は優秀な人材を確保するために高待遇で雇っています。
夫の塾は小学受験と中学受験に特化しているので、あまりハイレベルな人材を求めていませんが、大手系の学習塾や予備校などではそれなりの人材を求める傾向にあります。

中学受験専門ってあるの?

中学受験の個別指導や集団指導塾はあり、塾講師の募集も定期的に行われています。
首都圏などでは中学受験は主流になっていますし、地域性にもよりますが小学校の大部分の生徒が専門の塾へ通い、しっかりと勉強しているお子さん方も多く、かなり人気の塾などはクラス分けをして競争しています。

塾講師の募集は、常にあり中学受験の問題が解けるかどうか、これはとても重視され、かつ子供とのコミュニケーションは上手に取れるかどうかもチェックされますし、生徒の質問にきちんと答えて対応することになるので帰宅時間はいつも遅いです。
お正月特訓もあり、家でゆっくり年末年始を過ごす機会は少ないです。

受験用の勉強は学校で習わない特殊な内容なので、採用試験では講師のレベルをチェックされます。
特に算数など、ダイヤグラムや速さ、時計算、ニュートン算など難しい内容も多いため、こうした問題をきちんと理解して生徒に指導することができるかどうか、これは非常に重視されます。

塾講師は担当の生徒さん方がいるので責任を持って対応していかねばなりません。
きちんと理解した上で求人募集をチェックするのもよいですし、生徒が成長していく様子を見ることができるので楽しい職業です。

成績を上げるシステム

夫は新卒で就職した企業の風土が合わず、塾講師の募集に第二新卒で応募して以来ずっとやめることなく働いています。
今勤務している塾では募集の際に小学生や中学生を相手にする塾だということを覚悟して入ったのですが、結構苦労している部分もあるようです。

それは生徒の成績を上げるシステムです。
塾にくる生徒というのはみんながみんな勉強出来る生徒ばかりではなく、中には基本的な学習習慣さえ身についていない状態で通わせる親御さんがいるので、そういった子どもたちに教えるのには少し苦労すると言っていました。
成績を上げるシステムはとにかく苦手科目を克服して高い点数をとれる仕組みにするものなのですが、克服するのにものすごい時間がかかる生徒も中にはいるようです。
一番長い生徒の場合には苦手科目を一科目克服するために、集中講座をやっても半年かかる生徒がいてその生徒の担当になったら大変だともぼやいてしました。

しかし出来の悪い生徒ほどかわいく思え、勉強を覚えてもらった時には本当に満足感を感じると毎日言っています。
夫は塾講師に第二新卒で何気なく応募したのですが、本当に自分にあっていて人間らしい生活ができる良い仕事だと私にいうことがあります。

生徒の成績が落ちたときは大変

夫は学習塾の経営をしていて、その中で塾講師の業務も実際に行っていますが、この業界も他の業界と同じように苦労することが多くあるようです。

その中でも一番苦労するのが生徒の成績が落ちてしまった時に対処方法です。
夫の塾では講師が複数おりバイト募集で採用した大学生も在籍しています。
その講師たちにも徹底的に指導力強化の為の研修をしているのですが、たまに生徒の成績ががくんと落ちてしまうことがあり、その時には親御さんからクレームが入ることもあるようです。

もちろんクレームがあった生徒がいたら、その生徒の授業が本当に適正に行われているかどうかたまに授業の監視をしなければ行けないことがあるようで、塾講師の仕事も楽ではないと笑いながら話すことがあります。
しかし今現在勤務している大学生たちは本当に真面目に働いてくれているようで、成績低下のクレームが入ってくることもかなり少なくなったと喜んでいます。

塾では募集して優秀な人材が集まるとは限らないのですが、その人材をどう教育していくのかも塾の良し悪しの一つです。
これから塾講師の募集を探している大学生がいるのなら、とにかく研修をしてくれる塾で働くのがベストですからいろいろ探してみると良いです。

塾から評価されるには

今日も夫は発声練習をしていました。
仕事をやめて、再就職のためハローワークで塾講師の募集を見てその日のうちに仕事を決めてきたのは驚きました。
いくつかある募集に目を通して面接を受けたみたいです。
自分が受験生の時にお世話になった先生みたいになりたいと言っていました。

それにまさか塾講師の仕事のために発声練習をするなんて、ハローワークに行ったあの日には思いもしませんでした。
夫は真面目で授業前に授業内容もきちんとチェックして、授業が終わった後に反省点も意識していましたから、まさか「授業がわかりにくい」なんて評価をされるとは思いませんでした。
落ち込んだ素振りは見せなかったけれど、それから発声練習を始めていました。

どうして授業がわかりにくいのかというと夫の声が教室全体に声が届いていなかったからです。
それから夫は発声の本を買ってきて発声練習を始めました。
授業内容そのものも大事ですが、伝わりやすいと言うところにもこだわって話し方の本もいくつか読んでいました。
その努力の分、生徒にも授業内容が伝わりやすくなって塾からの評価も良くなったみたいです。

それにしても毎日の発声練習とうがい、のど飴ばかり舐めている夫を見ていると勉強そのもの以外の努力が必要な仕事なのだと思います。
そんな一生懸命な夫を見ているのはわるい気分ではありません。
参考サイト